そてつ会が協働で取り組む地域貢献
涼松、岡村さん家がある岡村自治会は、高齢者や障害者が利用するサービスは充実していますが、反面、国道やJR路線が通っているなど見守りが必要な方が事故に遭うリスクが高い地域です。また、高齢者が多く暮らす地域でありながら、老人クラブや商店が消滅し、住民が顔を合わせる機会がなくなっています。そこで、岡村自治会と当法人が協働で地域を支えあう活動『そよ風事業』を2014年にスタートさせました。
●活動内容
出前授業
「小学6年生に福祉の理解を深めます」
優導模擬訓練
「道に迷った高齢者や障害者に優しく声をかけ、安全な場所に導きます」
学習支援
「休日に異年齢が集まり、楽しく学びます」
食事支援
「学習後は、おいしい手作りのお昼ご飯です」
●そよ風事業の歴史
2014年 |
高齢者の見守り体制づくり(そよ風事業のスタート)
※認知症徘徊模擬訓練の実施(南薩地域で初めて)。 |
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2015年 |
高齢者だけではなく障害者も見守る体制づくり ※高齢者・障害者の徘徊模擬訓練の実施。 ※高齢者のお茶飲み場『そよ風サロン』の開設。 |
2016年 |
地元の小・中学校が学校行事として参加 ※小学6年生・中学3年生が年間を通して地域福祉を学ぶ。 ※中学3年生が福祉の授業で『徘徊』の意味について考え、『徘徊』という言葉を使用しない新しい訓練名を考案。 ※新しい訓練名『ハッピーサポートプロジェクト“優導”模擬訓練』で、小学6年生、中学3年生、地域住民合同の声かけ訓練を実施。 |
2017年 |
地域食堂の開設 ※小・中学校の土曜登校に合わせ、子どもからお年寄りまで一緒に食事ができる『そよ風ランチ』を地域公民館にオープン。 |
2018年 |
地域食堂の移設 ※地元小学校に『そよ風ランチ』を移設。 ※『ハッピーサポートプロジェクト優導模擬訓練』に地元商工会が参加。 |
2019年 |
学習支援事業の開設 ※南九州市の委託を受けて、小・中学生を対象に学習・生活習慣の習得支援を目的とした学習支援事業をスタート。 |
2020年 |
学習支援事業の移設 ※地元の小学校から頴娃保健センターに移設。対象者が頴娃地域全体の小・中学生に拡大された。 |
協働団体:岡村自治会、南組自治会、社会福祉法人更生会
協力機関:南九州市社会福祉協議会、南九州市立別府小学校